アレンネス Arlen Ness 10ゲージ ミラー クローム 左 0640-1202 HD店


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ビルドアライン ボルトオンブレーキホースキット フロント用 Sタイプ アルミ GOODRIDGE(グッドリッジ) TL1000S



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あのこのとなりときみのとなり。(サト+ミジュ) ::: 2013.06.05 Wednesday

 ホタチ島。ミジュカちゃん。輝かしきホタチキングの座。かわいいあの子のとなりにいる権利。
 恋心ごと見事に玉砕して、ついでにホタチまでひび割れて HAAN WHEELS ハーンホイール ホイール本体 リアオフロードコンプリートホイール R2.15/18インチ カラー:グリーン カラー:ブラック CRF450 (13-14)、ミジュマルのこころは沈みに沈む。
 失恋の傷も癒えぬまま、ホタチ島をあとにして。失意に暮れてデッキでうなだれ、そうしたところに降って沸いた、これぞ運命の出逢い。
「みじゅみじゅう~~~」
 どこからともなく取り出した、薔薇の花束を携えて。ハートマークの瞳には、もうかわいいあの子しか映らない。
 自分の気持ちには、どこまでも正直に。
 ミジュマルは、それはそれは元気よく、チラチーノを追いかけ続けた。
 追いかけ続けた……はずなのだが、恋は盲目、とでもいったところか。
 ミジュマルの瞳に映っていたはずの、かわいいかわいいチラチーノちゃんは、いつのまにやら、どこかへ消え失せてしまっていた。
 夢中になりすぎて、目の前のことすらよくわからなくなっていたらしい。せっかくの新しい恋だったのに……と、ミジュマルはうなだれる。
 それでも、見失ってしまったものはしかたがない。恋を追うのはいったんあきらめて、ミジュマルはみんなの元へと帰ることにした。
 


 くるりと踵を返し、てちてち、てちてち。
 そう時間をかけずに、デッキにいるみんなのところに帰り着いた。
 帰り着いた 【メーカー在庫あり】 DCMT11T304MM サンドビック(株) サンドビック コロターン107 旋削用ポジ・チップ 1125 10個入り DCMT 11 T3 04-MM JP、のだが。
「あっ、ミジュマル! 良かった!」
「ねえミジュマル、サトシを見なかった?」
「みじゅみ?」
 サトシ? どうしてサトシが出てくるのだろうか。
 と、みんなのようすを伺うと、どうも誰かを探しているらしい。
「ぴかぴ~っ」
 おや、ピカチュウまで。
「ミジュマルが見当たらなくなったから、探してくるって言ってたんだけど……なかなか帰ってこないから、僕らも探してたんだ」
「船の中を探検して、迷子にでもなってるのかしら……ほんっと、子どもなんだから」
「ぴかちゅ……」
 デント、アイリス、ピカチュウが、三者三様にふうと息をつく。
 まったくサトシはしかたがないなあ……と、ミジュマルも彼を探すことにした。



 しかたがないなあ……と、余裕を持って探し始めたはずなのだが。
「み、みじゅ……??」
 歩を進めるうちに、ミジュマルの心が不安で揺れてくる。

クローム 左 ミラー 0640-1202 Arlen Ness アレンネス 10ゲージ 10ゲージ HD店 0640-1202


 おずおずとつぶやいてみたところで、誰の言葉も返ってこない。
 ひんやりとした硬い床、剥き出しになった灰色の壁。心なしか、気温も低い気がする。
 ふかふかの絨毯、きらびやかなシャンデリア。さっきまで見ていたはずの、そんな明るい船内とは、似ても似つかない。
 サトシを探すかたわらで、無意識のうちに、かわいいあの子も探していたのは否定できない。
 そんな風に、うわの空だったからだろうか。いつのまにやら、船の奥深くまで迷い込んでしまったようだった。
「みじゅうう……」
 本来ならば、客は立ち入り禁止の区域だろう。表示されていただろう注意書きにも気づけなかった。
 どこをどう戻れば、あの明るい世界に帰れるのだろうか。どこか薄暗く、つめたい空間の中で、ミジュマルはぶるりと震える。
 来た道を慌てて振り返る。だが、自分がどの道を通ってきたのか、すっかりわからなくなってしまった。
 まったく、どうしてこんなことに……。さっきまでは、かわいいあの子のことで頭がいっぱいで、ずうっと幸せな気分だったのに。
 幸せから落胆への転落は、きょうはもう、ホタチ島で十分に味わったはずなのに。
 あたまの中が、ぐるぐる回る。無意識のうちに、おなかに手を伸ばす。だが、ミジュマルのプライド、心の支え、そんなだいじなだいじなホタチは、いまはテープで補強されているだけで。
 ミジュマルの瞳は、揺れに揺れる。不安でいっぱいの涙が、ぶわぶわと浮かびはじめる。
 闇の中に、ひとり取り残されたような。
 途方に暮れたちいさな背中が、暗闇にとけていきそうになる。

「ミジュマル、こんなところにいたのか!」

 がばっと、顔をあげる。瞳にたまった涙が宙を舞った。
 ほとんど反射的に振り向く。聞き慣れた声の、その主を探す。
「探したぞ、ミジュマル」
 そう言って笑う、その姿を瞳に映して。
「みじゅみ……」
 探していたのはこっちだと、文句を言うことも忘れて。
 ミジュマルは、呆けたようにつぶやいた。



「いやあ、ごめんごめん。おまえを探してたつもりが、いつの間にか迷っちゃってさ」
「みじゅみぃ~……」
 苦笑しながらも、ミジュマルは内心で、ほっと息をついた。迷子がふたりに増えただけなのだが、それでもひとりで迷っているよりはずっといい。
 ひとりでは心細い廊下も、誰かが一緒にいてくれれば、怖さは何分の一にもなる。さっきまでの、潤んだ瞳はどこへやら。ミジュマルは、普段のペースをすっかり取り戻していた。
 ……だけどやっぱり、迷子は迷子。
 あちらこちらを行ったり来たりで、なんだか、同じところを何度も巡っているような気もする。
「だ、だいじょうぶ! そのうちみんなのところに戻れるさ!」
 その言葉の根拠は、いったいどこにあるのだろうか。というか、果たしてあるのだろうか。そもそも、道に迷って戻れずにいるから、こうしてミジュマルが探しにきたのだが。
 それでもサトシに言われると、なんだか本当になるような気がしてくるから不思議だ。
「みじゅみ! みじゅまっ!」
「ああ、そうだな! 早く行こうぜ、ミジュマル!」
 ミジュマルもサトシも、根は単純なふたりなのだ。



 あちらかこちらかと、いくつかの道を行ったり来たりしていたところで、サトシとミジュマルの耳に、どこか不穏な音が聞こえた。
「……なんだ?」
「みじゅ?」
 ごごご……と、低く唸るような音が、遠くから響いてくるような気がする。
 そう思った直後、足下が揺れた。
「うわっ!?」
「みじゅうう~!!」
 船底近くにいたサトシたちには知る由もない。たたきつけるような雨風が、先ほどまでいたデッキを襲っていた。
 今夜はどうやら、突然の大嵐らしい。
 豪華客船であるデコロラ汽船は、そう簡単に沈みはしない。けれど、激しい雨風の影響は、少なからず出てしまうようだった。
外の嵐の影響でか、いくらかの揺れがサトシたちを襲う。そうこうしているうちに、とうとうバランスが崩れた。
「おわあっ!」
「みじゅうっ!!」
 もつれた足につまずいて、ふたりは盛大にすっ転ぶ。
 転び転がったその先には、薄暗い部屋があって。
 その中にどかんと倒れ込み、それだけでは飽き足らず。
 いててと呻きながら起き上がったふたりの背後で、重たい扉が低い音をたてて閉まった。
「……うそだろ……?」
「……みじゅ……」
 冷や汗をかきながら、ふたりはおそるおそる振り返る。
 閉ざされた扉、ひんやりとした空気。ほこり臭く、光源は無い。船の倉庫、だろうか。
 重い扉は、押しても引いても開かない。
 閉じ込められたと気づくまでに、そう時間はかからなかった。




 ハイドロポンプに、アクアジェット。一方サトシも、じまんのわざ・たいあたりでぶつかってみた。
 しかし、つめたい扉はびくともしない。
 ひとしきり手を尽くしたところで、くたびれたふたりは休憩することにした。
 サトシのとなりにちょこんと座り、ミジュマルは大きなため息をつく。
 きょうは本当に、散々な日だ。せっかくホタチキングになれたと思ったら、失恋したあげくに、ホタチまで割れてしまって。
 それでも新しい恋を見つけられたと思ったら、見失うどころか迷子になって。
 あげくの果てに、真っ暗な部屋に閉じ込められるなんて。
 きょうは本当に、散々な日だ。
 ちらりと薄目を開けて、部屋を見渡す。徐々に目が慣れてきたけれど、やはり光源が無い状態では、暗闇は怖い。おまけにほこり臭い。
 となりにサトシがいるといっても、この暗闇では、ぼんやりとしかわからない。
 ミジュマルの心が、重く沈んでいく。迷子になったと気づいたときと同じ感覚だ。
 暗闇の中で、自分の心も、真っ暗闇に閉ざされてしまうような……。闇の中に、ひとり取り残されてしまうような……。
 ……ほんとうなら今ごろ、あの島で、ミジュカちゃんとデートしていたかもしれないのに。
 なのに、なのに……なんで、こんな…………
 まっくら、闇で…………

「ミジュマル、だいじょうぶだ。おれはここにいるから」

 ぱしっと、光がつく音のように。
 サトシの声が、ミジュマルの耳を打った。
「……みじゅみ……」
 サトシの気配がする方を見上げる。
 暗闇の中で、サトシの表情はわからない。だけど、「な?」と言わんばかりの笑顔が見えた気がした。
 サトシにそう言われたので、なんだかだいじょうぶな気がしてきた。



 ひと休みを終えて、チャレンジを再開する。
 ほかのポケモンたちの手も借りたいところだったが、タイミング悪く、ボールは船内のジョーイさんに預けてしまったそうだ。
 というわけで、サトシとミジュマル、ふたりの身一つでなんとかするしかない。
「うおおおおおっ!!」
「みじゅま、みっじゅ――――!!」
 たいあたりとアクアジェットのかけ声が、交互に響いていく。
 いっそ壊れてしまってもおかしくないだろうに、扉はやたらと頑丈だった。
 幾度目かの挑戦のあと、ふたりはふたたび休憩をとる。この様子だといっそ、みんなに見つけてもらうまで 江沼チェーン製作所 EK チェーン 520SR-X2 リンク数124 825796 ゴールド、おとなしく待った方がいいのだろうか?
 そんな風にも思いながら、くたびれた体を休める。ふうと息をつくと、ミジュマルの耳には、ごぅん……という船のエンジン音が聞こえてくる。
 その中に 、次第におかしな音が混ざり始めた。
「……みじゅ?」
 はっ、はっ、と、短く空気を漏らすような音。さっきまでは、聞こえていなかった音だ。
 これは、……呼吸の音?
「……みじゅ [KYO-EI_Kics]GRB/GRF/GVB インプレッサWRX_STI用ワイドトレッドスペーサーM12×P1.25_5穴_P.C.D114.3_56φ(25mm)【5125W3-56】、み?」
 さっきまで、ミジュマルを元気づけていたサトシの声が、今はない。かわりに、浅い呼吸音だけが聞こえる。
 この空間で呼吸をしているのは、ミジュマルの他はサトシだけだ。
「みじゅみ?」
 応答がないことを訝しんで、ミジュマルはふたたびサトシを呼ぶ。
「……っ、なん、か、息が……」
 薄闇の中で、ミジュマルは気づいた。
 壁にもたれかかり、肩を上下させて、サトシは荒い呼吸を繰り返している。
 どうして、気づかなかったのだろう。
 閉ざされた重い扉。密閉された空間。そんな中で、長時間過ごせば……
「ミジュマル、おまえはだいじょうぶか……?」
 ……酸素が足りなくなっても、おかしくはない。
 今のところは、ミジュマルはぴんぴんしている。言われてみれば、少し空気が薄い気がするが、苦しくなるほどではない。
 水の中でも呼吸できる、みずポケモンだからだろうか。それとも、ポケモンと人間では、必要な酸素濃度がちがうのか。
 ……それでもミジュマルにも、いずれ限界は来るだろう。なんにせよこの状況には、タイムリミットがある。
「み、みじゅ~……」
 ミジュマルは、ほとほと困り果ててしまった。ただでさえ重い扉が、ことさらに重くなったように見える。
 だけど、もうみんなを待ってなんていられない。
 ミジュマルは、今一度ハイドロポンプを撃とうとして……ぱすん、という、不発の音を聞いた。
「みじゅう!?」
 そういえば、さっきまでのチャレンジで、ずいぶんたくさん撃った気がする。
 ハイドロポンプのわざの力は、すでに切れてしまったようだ。
「……みじゅ!」
 だったら、アクアジェットの連発だ。しっかり狙いも定まるこいつで、何度も体当たりするしかない。
 水流を迸らせて、繰り返し扉にぶつかっていく。ミジュマルの胸の中には、少なからず焦りが生まれていた。
「……よし、おれも……っ」
 重たげな体に気合いを入れて、サトシも立ち上がる。助走をつけて、扉に体をぶつける。
「……っ」
 だが、やはり扉はぴくりともしない。一歩下がって勢いをつけて、もう一度ぶつかる。
「く……っ!」
 そのまま扉に体を預けるようにして、サトシはずるずると座り込んだ。
「みっじゅう!」
 一方ミジュマルは、幾度目かのアクアジェットをぶつけた。だが、やはり扉は動かない。
 だんだんわざの威力も落ちてきた。アクアジェットも限界が近い。
 いったいこのあとどうしようかと、サトシの指示を仰ごうとして。
「み、みじゅみ!」
 へたり込んだその姿に、ミジュマルは思わずうろたえた。明らかに、いつものサトシではない。
「……負ける、もんか……!」
 サトシは膝に手をついて、ゆっくりと立ち上がる。だが、一歩踏み出そうとして、そのまま尻餅をついてしまう。
「みじゅみ……?」
「うっ……」
 暗闇の中でほんのすこしだけ、ぼやけたサトシの表情が見える。
 いつものように、まっすぐな瞳。だけど少なからず、不安に揺れている。開いたままの口から、浅い息が漏れる。
 ミジュマルの頭の中が、どんどんぐるぐるしていった。
 ハイドロポンプは使えない。アクアジェットも通じない。あとはたいあたりくらいしか残されていないが、アクアジェットも効かないのでは、あまり効果は期待できない。
 頼りのサトシは、こんな状態で。
 どうしよう、どうしよう。このままじゃここから出られない。だけど、みんなを待ってはいられない。
 自分の呼吸が保つかも不安だし、それに、なにより。
「みじゅみ……」
 サトシをこのまま放っておいたら、なんだかとても、まずいことになる気がする。
 せめて、シェルブレードが使えたら……。だけど今のホタチは、まっぷたつに割れたものを、テープでちょっと補強しただけ。わざを出せるとは思えない。
 いろいろいっぱい考えて、ぐるぐるぐるぐる混乱して。おろおろと、ミジュマルは右往左往する。
 このままじゃだめだと、わかっているのに。ああ、でも、どうしたら……。
 ぐるぐる回るミジュマルのあたまに、ぽん、と、何かが置かれた。
「……だいじょうぶだ、ミジュマル」
 サトシの手だと気づくのに、そう時間はかからなかった。
「おれは、ここにいるからな。だから、だいじょうぶだ……」
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 じっとりと汗をかいていて、だけどそのてのひらは、ミジュマルの心ごと、なでてくれた気がした。
 ……ほんとうなら今ごろ、ミジュカちゃんとデートしていたかもしれない。
 だけどミジュマルのとなりには、サトシがいる。
 あのとき、別れていたかもしれない、もう会わなかったかもしれない。ミジュマルがそれを、選んでいたかもしれない。
 さよならしていたかもしれない、サトシが、ここにいる。
「……っ」
 サトシの手が、ミジュマルの頭からすべり落ちる。どさっという音で、サトシが倒れ込んだことがわかった。
「み……みじゅ、み!!」
 この音は、サトシを呼ぶ音だ。ミジュマルだけの、サトシを呼ぶ音だ。
 もしかしたらもう二度と、出すことはなかったかもしれない音だ。
 恋と友情と、はからずも天秤にかけて、あのときのミジュマルは、恋を選ぼうとして。
 けっきょくは、天秤そのものが壊れてしまったけれど。
 もしもあのまま、天秤が傾いたままだったら、今ごろ自分はどうなっていたのだろう?
 ……こんな風に、おろおろすることもせず、ずうっと幸せな気分でいられた?
「みじゅ……」
 おなかのホタチを、ぎゅっとにぎりしめる。
 その答えは、きっと……ノー、だから。
「みぃっ……じゅまっ!」
 テープで補強されたホタチを、勢いよく振りかざす。
 がたついて、真っ二つになりかけたところを、両手でしっかりと持つ。
「……よぉし、ミジュマル……!」
 聞き慣れたサトシの声が、耳にすうっと届く。
 この声が、この感覚が、大好きだということすら忘れていた。
 恋は盲目、だなんて、おそろしい言葉もあるものだ。さびしそうなサトシの声にすら、気づけなかったのだから。
「たのむぜ、ミジュマル。おまえなら、できる……!」
 床に倒れ伏したまま、息は苦しそうなまま。それでも、サトシが笑っているのがわかる。今なら、わかる。
 恋は盲目、だけれども。惚れっぽい自分だけども。だけど、それだけじゃあないのだ。
 やるときはやる、なんて言葉も、やっぱりサトシがくれたものだった。
 ホタチをなくして落ち込んだときも、水の中で目が開けられなかったときも、道を開いてくれたのは、サトシの言葉だった。
 サトシの声には、ふしぎな力があると、ミジュマルは思う。いつもほめてくれるわけじゃない。たまに厳しいことも言う。
 いやだなあと、思うこともある。トレーニングもバトルも、つらいことがある。恋に全力投球したくもなってしまう。
 だけど、そんな厳しい言葉だって、なぜだか最後には、ふしぎと勇気をくれるのだ。
 だからミジュマルは、いつだって、ピンチを克服してこれたのだ。
 だから……サトシが声をくれる今だって、思いっきり、やってやるのだ。
 ホタチに意識を集中する。もしかしたら、さらに破損が激しくなってしまうかもしれない。
 ホタチが割れたときは、思いきり落ち込んだ。しばらくすれば直るとわかっていてもだ。
 だけどいまは、ためらうことなんてない。
 サトシの荒い息を、ミジュマルは背中で感じる。心ごと、ホタチに全力を込める。
 ミジュマルのプライドがつまった、一番の必殺技だ。
「ミジュマル、シェルブレードだ……っ!」
 その言葉を待ってましたと、大きな水の太刀が暗闇を照らした。
 両手で持ち上げたシェルブレードは、いつもの数倍の大きさ。
 ジム戦の締めのように、全身を思いっきり使って、ミジュマルは刃を振り下ろした。


「……みじゅ……!!」
 さっきはあんなに薄暗く見えた廊下が、光輝いているかのようだ。
 差し込む光は人工のものだけれど、新鮮な空気とともに飛び込んでくるから、いまは太陽よりありがたい。
「みじゅみっ!!」
 光の下で、ミジュマルはサトシに振り向く。
「やったな、ミジュマル!」
 ……その笑顔が、見れてよかった。
「みじゅみ!」
 ぱたぱたとサトシに駆け寄って、勝利のハグをしてもらおうとして……ミジュマルはあわてて、そのフードをつかむ。
 かくんと、力尽きたように眠るサトシは、さすがにミジュマルひとりでは運べない。
 うんしょうんしょと、部屋の入り口までサトシを引きずり出して……それから、ミジュマルはダッシュした。




 その後、客室では。
 サトシのベッドに寄り添うミジュマルがいた。
「あれ、ミジュマル? どうしたんだい?」
 デントがサトシをベッドに横たえてあげたところに、ミジュマルがぱたぱたと寄ってきたのだ。
「ミジュマル、いっしょに寝てくれるのか?」
「みっじゅ!」
「だけどミジュマル、ごはんはいいの? あたしたちは今からディナーなのに」
「み!? み、みじゅ……」
 時にはチャオブーのポケモンフーズすら奪ってしまうミジュマルは、いつも食い意地が張っているはずなのだが。
 むつかしい顔で逡巡して、テーブルの上のごちそうと、ベッドの上のサトシとを見比べる。
 うーんうーんと、しばらく悩んで。やっぱりごはんかな、と、サトシが思ったところで。
「……みじゅみっ!」
「うぉっ! はは……わかったよ。ありがとな、ミジュマル」
「みじゅまっ!」
 よしよしと頭をなでて、サトシは布団の中にミジュマルを迎え入れる。さっきし損ねた、勝利のハグのかわりだ。
 ……きょうはごちそうよりも、

、サトシといっしょにいる方がいい。
 我ながらめずらしいこともあるものだと思いながら、ミジュマルはご機嫌な様子で、サトシの布団に潜り込む。
 ……きょう、自分が選ぶところだった未来を、もういちど思い描いて。
 ほんとうだったら、今ごろは……だなんて、もう考えたりはしない。

 あのとき、島に残らなくてよかった。
 サトシといっしょにいて、よかった。

 心の底からそう思えるのが、きっと何よりの幸せだ。
 満ち足りた気持ちで、ミジュマルは、

アレンネス Arlen Ness 10ゲージ ミラー クローム 左 0640-1202 HD店

、サトシの笑顔を瞳に収めた。


 




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